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2019年10月の写真です。続きを読む

 2019年8月の写真です。続きを読む

2017年11月NG写真 ウリハムシです(たぶん)

NG理由:ピントが合ってない。明るさが適切ではない。
5~6mmぐらいのかなり小さな虫なので、うまくピントが合わなかったんだと思います。
ウリハムシ
コウチュウ目 ハムシ科 ヒゲナガハムシ亜科 ウリハムシ(たぶん)

 この虫、一目見た時は「コガネムシか何かなんだろうなー」と思ったのですが、調べてみるとコガネムシと同じコウチュウ類ではあるのですが、その中のハムシ科という種類の昆虫だとわかりました。ハムシって聞くと、蚊やハエなどの羽の生えた、ブンブン飛び回って鬱陶しい「羽虫」のことだと思っていたのですが、この昆虫はそういった虫とは違うものらしいです。ちなみに漢字では「葉虫」、「金花虫」と書くそうです。

ハムシの特徴など
 ハムシ科の昆虫は大きさ6mm前後と小型のものが多く、頭が小さく前胸(ぜんきょう 昆虫の体のつくりで胸部と呼ばれる部分、前足がついてるあたり)に一部や全部が隠されていることが多いとのこと。触角は短く、単純または棍棒状になっていて、複眼と呼ばれる目の前方についています。体の表面は赤、黄色、黒などあり、金属のような光沢を持つもの、体一面にトゲを持つもの、体の縁が平板状に広がっているものなど様々な色や形、特徴を持っています。幼虫は植物の根や葉を、成虫は葉を食べる草食性の昆虫です。世界各国に分布していて、約3万~5万種いると考えられており、日本には約500種いるといわれています。

ウリハムシについて
 ウリハムシ、漢字では瓜葉虫と書きます。また、ウリバエとも呼ばれているそうです。体長は5.6~7.3mm、頭の幅がやや狭く、胸部はそれよりもやや幅が広くなっており、全身がオレンジ色のような黄色のような色をしています。春、4月になると卵が孵化し、夏、7月以降になると成虫になるそうです。冬になると成虫は越冬のため、土の中に潜るそうです。そして、春になると外へ出て、ウリ科の植物の周囲の土に産卵します。この写真は11月に撮ったものなので、もしかしたら、このウリハムシは越冬の準備をしていたのかもしれませんね。日本での分布は、北海道を除いた本州、四国、九州、沖縄でウリ科の植物の近くや人家周辺でもよく見られるとのこと。確かに、家の周囲や住宅地の公園などで見かけた記憶があります。

食害について
 この虫も以前に紹介したクサギカメムシ同様に農業害虫らしく、幼虫、成虫共にキュウリ、スイカ、メロン、カボチャ、ズッキーニ、インゲン、ハクサイなどの農業作物に被害をもたらすそうです。幼虫は根や茎を食べて傷つけ、成虫は葉や実を食べて傷つけてしまうそうです。特に植物の苗がまだ若いころに食べられてしまうと、うまく育たなくなってしまったり、最悪の場合、植え替えをしなければならなくなってしまうとのことです。対策としては、成虫が寄ってこないように周囲の雑草を刈り取ったり、周囲にアルミホイルなど光を反射させるものを置いたり、苗や土に農薬を撒いたり、見つけ次第駆除したりだそうです。また、ネギの臭いを嫌うらしいので、ネギを被害に合う作物の近くで栽培したり、被害に合う作物をネギを栽培していた場所に移動させるなどの対策をとっている農家もあるそうです。
 クサギカメムシ並に嫌われてますね、食べるものも悉く人間が食べるものです。というか、人間が農業を始める前は何を食べてたんでしょう? 農業作物を食べなきゃ生きていけないというわけでもないと思うのですが、いくら美味しいからといって、人が丹精込めて作ったものを食べるのは良くないことです。などという人の理屈が通用する相手ではないところが、虫たちの恐ろしいところなんだなー、と思いました

余談 トゲアリトゲナシトゲトゲのついて
 ハムシについて調べていたところ、「トゲアリトゲナシトゲトゲ」なる、トゲが有るのか無いのかよくわからない虫の名前を発見しました。これは一体何なのかネットで調べてみると、これは虫の名前ではなく、ハムシの分類のことなんだそうです。まず、ハムシの中にトゲを持った種類がいました。これを和名で「トゲトゲ」という名で分類しました。しかし、「トゲトゲ」の中にトゲが無い種類が発見されました。これを和名で「トゲナシトゲトゲ」という名で分類しました。ところが、「トゲナシトゲトゲ」の中にやっぱりトゲが有る種類が発見されました。これを「トゲアリトゲナシトゲトゲ」という名で分類したそうです。名前があまりにも奇抜だったため、実在が疑われ、デマではないかと言われていたそうですが、ベニモントゲホソヒラタハムシという外国に生息しているハムシがこれに分類されるそうです。近年ではトゲを持つハムシは「トゲハムシ」という呼び名に統一されたそうです。図鑑でも「〇〇トゲハムシ」、別名「〇〇トゲトゲ」という書き方をしていました。しかし、ハムシ愛好家の多くが未だ「トゲトゲ」の名でトゲハムシを呼んでいるとのことです。
 「トゲアリトゲナシトゲトゲ」 これを考えた人は、ややこしくなるとわかっていながらも、面白がってこの名をつけたのではないでしょうか。ですが、一度聞いたら忘れることの無い、聞いた人の興味や関心を煽る名前だと思います。現に、たまたまこの名を目にした私が興味を持ち、こうして調べて記事に書いています。人に覚えてもらいやすく、また、忘れにくい、さらに興味関心を持ってもらえる、そういった点ではこのネーミングセンスは素晴らしいと私は思います。「トゲアリトゲナシトゲトゲ」の名はきっとしばらく忘れないでしょう

興味があれば
     

     

次回は、2017年11月NG写真 カシワキボシキリガとチョウとガについて紹介します。

2017年7月の投稿結果です。

 20枚投稿中・・・18枚審査に通りました。うん。まずまずですね この状態をずっと維持していきたいものですね。早く投稿枚数増えないかなー・・・なんて思ってました。
 写真の閲覧数に関してですが、先月投稿した八王子城跡の写真が早くも閲覧数2ケタに達していました。一番閲覧数の多いネコとダンゴムシの写真が約1年かけて2ケタの閲覧数に達したのを考えれば、これは自分の中ではかなりの快挙だと思います。流石は人気と知名度の高いお城と言ったところでしょうか。しかし、投稿されている写真数はネコの写真と比べると、わずかに1割にも満たないほどでした。(ネコの写真約15万枚に対して八王子城の写真は約1000枚ほど。ネコの写真多すぎですね)こういった史跡の写真は、実際に現地へ行って見てみたいけど、遠くに住んでいるから行けないし、行っている時間もない、なんて人たちや学校の教材用に使いたい人たちに需要があるのかなー、なんて考えていました。
 八王子城は人気と知名度がありますが、そのほかの史跡もそうとは限りません。ですが、知名度がない史跡や場所の写真が欲しいという人たちは、きっといるはずです。そういった人たちの需要が満たされるように、これからもマイナーな被写体を中心撮る方向は変えずにいく予定です。
 
 ・・・というよりは、私自身が史跡を巡るのが楽しくなってきた、という方が正しいですね。元々大学で歴史を勉強していたこともあり、歴史の知識と興味はそれなりにありますし、マイナーな史跡や場所は人もほとんどいないので、人の目を気にせずにゆっくり見たり、撮影ができますし、「うっかり人が写真に写りこんでしまった!」なんてことも起こりません。非常に快適にストレス無く写真を撮ることができます。それにあちこち出歩くのは良い運動になりますし、山歩きするのも楽しいです。写真で儲けたいのか、単にいろいろな場所へ行ったついでに写真を撮っているのか、目的がだんだんブレてきたような気がしてきましたが、まぁ何事も楽しくやるのが一番だと思います。楽しくなければ、1年経っても1枚も写真が売れてない時点で撮ることをやめていました。これからも楽しんで写真を撮っていこうと考えていました。

NG写真館(2枚とも画質に問題あり。データ残ってたのはこの写真だけでした🙇)
セミの抜け殻
 セミの抜け殻です。


セミについて
 セミといえば、抜け殻を空蝉(うつせみ)と呼び、現世を表現する言葉になっていたり、夏の季語になっていたり、『源氏物語』の人物の名前が空蝉だったり、江戸時代、松尾芭蕉の俳句に登場したりと、日本では古くから人々に認知され親しまれていた虫です。まぁうるさいので私は好きではないのですが・・・。
 セミについて面白い話がないかと図鑑を見ていたところ、「セミ カメムシ目」とありました。「セミってカメムシの仲間なのかー、全然カメムシに似てないのになー」などと思いました。さらに読み進めていくと、「セミを食べる地域がある。」といったことが書かれていました。 !?、え!食べるの?美味しいの? イナゴやハチを食べるのは知っていましたが、セミを食べるのは知りませんでした。どう食べるのか、どこの地域で食べるのか書いてなかったので、ネットで調べてみました。
 wikipediaのセミの項目では、中国ではセミの抜け殻を蝉退(せんたい又はぜんたい)と呼び、解熱の漢方として使っているとか。この漢方は日本でも購入可能だとか。また、長野県でもセミの抜け殻を薬として使っているらしいです。ホントに効き目があるんでしょうか?
 食用としては、中国、東南アジア、アメリカでセミの幼虫、成虫を食べる文化があるそうです。日本では奈良県と沖縄県の山沿いの地域でセミを食べるそうです。調理方法は焼く、もしくは素揚げだそうです。味はピーナッツの味がするとか、エビの味がするとかって聞きますがどうなんでしょう・・・。YouTubeにもセミを食べる動画がいくつかありましたが、そこらにいるセミを食べて寄生虫だとか病原菌だとかは平気なんでしょうか?幸い私の住んでいるところは、毎年セミがたくさんいるので、食用としての需要があるのならば、セミや抜け殻をたくさん取って売れば大儲けできるではないですか! 『写真で儲けたい男』ではなく『セミで儲けたい男』に改名でもしましょうか
 などと下らない冗談を考えていましたが、さらに調べていくと、こんなニュースを発見してしまいました。
昨年2018年8月、埼玉県のとある市の公園で『食用を目的としたセミの捕獲はおやめください。』という旨の看板が発見されたそうです。市の担当者はこの看板について、「セミの幼虫を大量に取っている人がいて、どうも食べているらしい。という情報提供があり、また、セミの数が減っているという研究機関からの報告があったため、注意喚起のために設置した。」と発表したそうです。ホントに食用で捕る人いるのかよ・・・。しかもセミの数を減らすほどの乱獲・・・。もしかして美味しいのでは??。気になる人は捕りすぎにならない程度に試してみてはいかがでしょうか。

※注意 セミ食は自己責任でお願いします。セミを食べたことによって、何かあっても当ブログは一切の責任を負いません。


興味があれば
    

次回は、2017年8月の投稿です。

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