浅川の鯉のぼりです。モデルリリースに不備がある、という理由で審査NGに。

 モデルリリースというのは肖像権のことで、個人が特定できる人物の写真の場合、肖像権使用同意書(モデルリリース)に関する書類をPIXTA側に提出しなければならないのですが、この写真はその届けがないためNGという判断に。

 しかし、これらの写真には、確かに人は写っているのですが、個人が特定できるほどのものが写っているとは思えません。それに他の鯉のぼりの写真も似たような感じだったのに、何故かこれらの写真のみモデルリリース不備によりNGの判断になりました。 PIXTAのNG判断基準は、たまによくわからないことがあります
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●端午の節句についてザックリと
 鯉のぼりは、のぼりとはついているものの、のぼりではなく、鯉の形を模した吹き流しのことです。そのため鯉の吹き流し、と呼ばれたり、五月に揚げられるので、皐幟(さつきのぼり)などと呼ばれたりもします。

 鯉のぼりは5月5日の端午の節句(たんごのせっく)を祝うものとして揚げられるようになったのですが、端午の節句というは、元々は中国の十干十二支(じっかんじゅうにし)を用いた暦の考え方で、月の最初の午(うし)の日を節句として祝っていました。日本でもこの暦を採用したので、節句には何かしらの祝いをするようになりました。

 ちなみに端午の節句の祝い方ですが、中国では5月は田植えを控えたとても大事な月で、また、当時の畑仕事は女性の仕事でした。そのため、女性の身によくない気がつかないように、清めの意味を込めて、魔除けの力があると信じられていた、菖蒲やアオイが植えられた小屋に女性を集め、ゆっくりと過ごしてもらう、という行事でした。そのため、中国では端午の節句は、「女性の節句」や「菖蒲の節句」とも呼ばれていました。

 
 一方日本では、奈良時代から平安時代にかけては、宮中の貴族たちの間で魔除けや無病息災の意味を込めた、薬草を丸めた薬玉を送り合う行事でした。
 
 それが武家が力を持つ鎌倉時代以降になると、「菖蒲(しょうぶ)」が「尚武(しょうぶ 武事や軍事を重んじることの意)」と同じ読み方であること、菖蒲の葉が刀を連想させる形をしていることから、男児が強く、たくましく、健康に育つことを願う「男の子の節句」となりました。

 主に室内に刀、鎧、兜、健康で元気な男児の象徴である金太郎を模した五月人形を飾り、菖蒲の葉を刀に見立ててチャンバラ遊びをしたり、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、「家が途絶えない」という縁起物として広まっていた、柏の葉で包んだ餅である柏餅を食べたり、庭には鯉のぼりを立てたりして祝っていました。

 現在日本では、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」という考えのもと、「こどもの日」と定められ祝日となっています。

 
 ちなみに節句というのは5月5日だけではなく、雛祭りとも呼ばれる3月3日の桃の節句、七夕と呼ばれる7月7日、重陽の節句や菊の節句とも呼ばれる9月9日などがあります。雛祭りや七夕は日本人でも馴染み深いことと思います。


●鯉のぼりが揚げられるまでの歴史
 端午の節句に揚げられるようになったのは江戸時代中期の江戸の町がきっかけで、初めは裕福な家の庭で吹き流しを揚げていました。
 しかし、ただの吹き流しでは面白くないと思ったのか、今度は色とりどりの吹き流しが揚がるようになりました。ですが、まだ派手にできるとばかりに、今度はその吹き流しに立派な鯉の絵を描いて揚げる家がありました。
 
 中国では鯉が滝を登って龍になったという「登竜門」(とうりゅうもん)という故事があり、この鯉のように立派に出世してほしいという願いを込めて揚げられたものと思われ、やがて端午の節句には鯉の吹き流しを揚げるのが浸透していきました。
 
 明治時代になると、黒い真鯉(まごい)と赤い緋鯉(ひごい)の2匹が揚げられるようになり、昭和になると、この2匹に加え、青い子鯉も揚げられるようになり、真鯉と緋鯉、子鯉の3匹で家族を意味するようになりました。

 そして現在では、端午の節句近くになると様々な場所で鯉のぼりが揚げられ、中には一度にたくさんの鯉のぼりを揚げるところもあり、空を泳ぐ鯉のぼりを見ようと多くの人々で賑わいます。


●まとめ 感想
 端午の節句が中国から来た行事なのは知っていたのですが、日本では、最初は貴族たちが薬玉を送り合う行事で、その後に武士や民衆に広まり、派手に祝いたいからという理由で、鯉のぼりが誕生したということまでは知りませんでした。
 私は今まで、大々的に端午の節句を祝ったことがなく、「ゴールデンウィークの最後の日だなー」とか、「柏餅美味しいなー」ぐらいしか思ったことがなかったのですが、来年も鯉のぼりを見に浅川へ行こうかなー、なんて思いました。


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端午の節句を盛大に祝ってみてはいかがでしょう



次回は、2019年5月の写真投稿です。