2021年4月の写真です。


自宅近くの川を散策中、二ホンカワトンボ(たぶん)を発見しました。
 二ホンカワトンボ ♀ブログ用
トンボ目 カワトンボ科 カワトンボ亜科 ニホンカワトンボ


●ニホンカワトンボについて
 体長47~68mm。北海道、本州、四国、九州の平地や丘陵地で植物が生育する、中流域の流れが穏やかな清流にで多く見られます。海外ではロシアの千島列島に生息しているとのこと。

 川の朽木などに産み付けられた卵は、約2週間ほどで孵化します。トンボ類の幼虫はヤゴと呼ばれ、このトンボのヤゴは他の種類のヤゴに比べると、体型がやや太めで尾の部分が長く、どことなくエビに似たような感じです。川岸の植物や岩の裏などにしがみつき、小魚や水生昆虫などをエサにしています。

 1~2年ほどを幼虫の姿で過ごし、体長が25mmほどに成長すると地上に出て成虫になります。セミなどと同じく、サナギの状態を経ずに卵→幼虫→成虫の順番に変態します。

二ホンカワトンボ ♀ブログ用 (2)


 成虫は地域差や環境にもよりますが、4月~8月にかけて発生します。オスの体長は50~68mm、メスの体長は47~61mmと、オスのほうが大きい個体が多いようです。体色は褐色やメタリックな緑色、青緑色などがあり、成熟すると腹部全体に白い粉を吹いたような状態になります。羽の色も橙赤色、オレンジ色、無色の3種類があります。河原付近でよく見られ、小型昆虫をエサにしています。

 以前はヒガシカワトンボと呼ばれていましたが、研究の結果、オオカワトンボという種のほうが近いとされたため、名前がニホンカワトンボに改められました。



●まとめ 感想
 トンボといえば夏や秋というイメージがあったのですが、春でも見ることができるんですね。個体によって体色や羽の色が様々あるので、全種類の色を探してみても面白いかもしれませんね



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次回は、2021年4月の投稿結果です。