2020年12月の写真です
東京都八王子市の冨士森公園内にある浅間神社(せんげんじんじゃ)に行ってきました。
場所はココ 東京都八王子市台町2丁目2
●富士山信仰と浅間神社について
富士山は古来、霊妙な神山とされていましたが、奈良時代ごろから火山活動が活発化すると、神格化されて浅間神(火山の神)として信仰を集め全国各地に広まりました。その後、浅間神が日本神話に登場する木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ)と同一視され、これを祀るようになり9世紀ごろに駿河国(するがのくに 今の静岡県中央部)に浅間大社が造られました。以後、富士山の周辺地域を中心に数多くの分社が造られ、その数は約1300社あるそうです。その中でこの浅間大社は1982年に富士山本宮浅間神社という名になり、全国の浅間神社の総本山となりました。
ちなみに浅間の読み方は、古来は「あさま」と呼んでいたそうですが、中世からは「せんげん」と読むようになったそうです。
●八王子市冨士森公園内の浅間神社について
この浅間神社も静岡の富士山本宮浅間神社の分社であり、17世紀に徳川家康に仕え、主に内政を取り仕切っていた大久保長安(おおくぼちょうあん)が勧進したのが起源とされています。当時この場所は樹木の生い茂る森で、藤森と言われる地であり、この場所に塚を置いていたことから藤塚と呼ばれていました。
1705年ごろ塚を撤去し、1755年に石造りの社を再建しました。当時は本殿のみで拝殿はありませんでした。現在の拝殿は1953年に、大正天皇の御大葬の際に多摩御陵に造られた式典用の建物を移築して建て直したものとのことです。
現在は7月31日から8月1日にかけて、明治時代に捧げられた米で作った団子を配る行事にちなんだ「だんご祭り」というお祭りが開催されていたり、毎月第二土曜日にアンティーク作品やハンドメイド作品のお店が出展される、骨董市が開かれているそうです。(でも今年はコロナウイルスの影響で中止とのこと・・・
)
浅間神社と書かれた大きな石碑

正面からの写真。鳥居の奥に見える建物が拝殿になります。

拝殿

拝殿裏に石階段があり、頂上に本殿があります。

戦没者の慰霊碑です。神社内や公園内には慰霊碑や平和を願った石碑が数多く置かれています。

境内には豊川稲荷もあります。

●まとめ 感想
一時期、この神社や公園の前の道をよく通っていたのですが、かなりの頻度でフリーマーケット(?)が開かれている場面に遭遇しており、そのたびに「この公園、よくフリマやってる公園だな。」なんて思っていたのですが、まさか月一で開かれる、「骨董市」という行事だったなんて今初めて知りました。頻繁に通る場所でもまだまだ知らないことがあるものですね
。
私のPIXTAページです。写真は購入できます
。

興味があれば


次回は、天満神社と時の鐘を紹介します。
東京都八王子市の冨士森公園内にある浅間神社(せんげんじんじゃ)に行ってきました。
場所はココ 東京都八王子市台町2丁目2
●富士山信仰と浅間神社について
富士山は古来、霊妙な神山とされていましたが、奈良時代ごろから火山活動が活発化すると、神格化されて浅間神(火山の神)として信仰を集め全国各地に広まりました。その後、浅間神が日本神話に登場する木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ)と同一視され、これを祀るようになり9世紀ごろに駿河国(するがのくに 今の静岡県中央部)に浅間大社が造られました。以後、富士山の周辺地域を中心に数多くの分社が造られ、その数は約1300社あるそうです。その中でこの浅間大社は1982年に富士山本宮浅間神社という名になり、全国の浅間神社の総本山となりました。
ちなみに浅間の読み方は、古来は「あさま」と呼んでいたそうですが、中世からは「せんげん」と読むようになったそうです。
●八王子市冨士森公園内の浅間神社について
この浅間神社も静岡の富士山本宮浅間神社の分社であり、17世紀に徳川家康に仕え、主に内政を取り仕切っていた大久保長安(おおくぼちょうあん)が勧進したのが起源とされています。当時この場所は樹木の生い茂る森で、藤森と言われる地であり、この場所に塚を置いていたことから藤塚と呼ばれていました。
1705年ごろ塚を撤去し、1755年に石造りの社を再建しました。当時は本殿のみで拝殿はありませんでした。現在の拝殿は1953年に、大正天皇の御大葬の際に多摩御陵に造られた式典用の建物を移築して建て直したものとのことです。
現在は7月31日から8月1日にかけて、明治時代に捧げられた米で作った団子を配る行事にちなんだ「だんご祭り」というお祭りが開催されていたり、毎月第二土曜日にアンティーク作品やハンドメイド作品のお店が出展される、骨董市が開かれているそうです。(でも今年はコロナウイルスの影響で中止とのこと・・・

浅間神社と書かれた大きな石碑

正面からの写真。鳥居の奥に見える建物が拝殿になります。

拝殿

拝殿裏に石階段があり、頂上に本殿があります。

戦没者の慰霊碑です。神社内や公園内には慰霊碑や平和を願った石碑が数多く置かれています。

境内には豊川稲荷もあります。

●まとめ 感想
一時期、この神社や公園の前の道をよく通っていたのですが、かなりの頻度でフリーマーケット(?)が開かれている場面に遭遇しており、そのたびに「この公園、よくフリマやってる公園だな。」なんて思っていたのですが、まさか月一で開かれる、「骨董市」という行事だったなんて今初めて知りました。頻繁に通る場所でもまだまだ知らないことがあるものですね

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興味があれば


次回は、天満神社と時の鐘を紹介します。
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