2020年11月の写真です。
散策中、オオトビサシガメを発見。
カメムシ目 サシガメ科 モンシロサシガメ亜科 オオトビサシガメ
●オオトビサシガメについて
体長20~27mm。本州、四国、九州、対馬の山地で日当たりの良い、樹上や草上などに生息。日本に住むサシガメの仲間では日本最大中の大きさになります。
オオトビサシガメの幼虫は、前胸が黒く腹部が光沢のあるオレンジ色であること、大きさが小さいこと以外は成虫とほとんど同じ形をしています。数度の脱皮を繰り返し、成虫になります。
成虫は5月~11月ごろに出現し、褐色で細長い体と長い触角、長い脚を持って、口は鋭く尖ったストローのようになっています。幼虫も成虫も肉食性で、小さな昆虫を捕らえて、ストロー状の口を突き刺し、そこから消化液を流し込み、獲物を溶かしてから食べます。冬になると樹皮下などで集団で越冬します。
人がオオトビサシガメに刺されると、ものすごく痛いらしいです。しかし、こちらから手を出さなければ、彼らから人を襲うことはないので、むやみに刺激しなければ問題はなさそうです。ちなみに、カメムシ特有の嫌な臭いは無く、ほぼ無臭だそうです。
オオトビサシガメから少し離れたところで、オオトビモンシャチホコを発見しました。
チョウ目 シャチホコガ科 ウチキシャチホコ亜科 オオトビモンシャチホコ
●オオトビモンシャチホコについて
体長44~49mm。北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島に生息。海外では台湾、中国、インドなどに生息しているとのこと。
幼虫は毛虫で、若いうちは赤地に太く黒い帯が等間隔で入った模様をしていますが、成長するにつれ、黒い帯模様が波模様のような、唐草模様のような何とも言えない模様になります。エサはブナ科のクヌギ、コナラ、ミズナラの葉など。
成虫は10月~11月ごろに出現。オスよりもメスの方が大きな個体が多いようです。白地に黒褐色に太い帯模様と細い帯模様があり、縁は茶色っぽい色をした翅を持っています。越冬は卵で、5月ごろに孵化するそうです。
少しは離れた場所でもう一匹発見。
●まとめ 感想
オオトビサシガメは日本最大のサシガメというだけあり、少し離れた場所からでもすぐに発見することができました。一方、オオトビモンシャチホコは止まっている壁と色がそっくりなので、すぐ近くじゃないと発見することができませんでした。偶然にも2種とも名前に「オオトビ」が入っていますね。
私のPIXTAページです。写真は購入できます。
興味があれば
次回は、ケイトウを紹介します。
散策中、オオトビサシガメを発見。
カメムシ目 サシガメ科 モンシロサシガメ亜科 オオトビサシガメ
●オオトビサシガメについて
体長20~27mm。本州、四国、九州、対馬の山地で日当たりの良い、樹上や草上などに生息。日本に住むサシガメの仲間では日本最大中の大きさになります。
オオトビサシガメの幼虫は、前胸が黒く腹部が光沢のあるオレンジ色であること、大きさが小さいこと以外は成虫とほとんど同じ形をしています。数度の脱皮を繰り返し、成虫になります。
成虫は5月~11月ごろに出現し、褐色で細長い体と長い触角、長い脚を持って、口は鋭く尖ったストローのようになっています。幼虫も成虫も肉食性で、小さな昆虫を捕らえて、ストロー状の口を突き刺し、そこから消化液を流し込み、獲物を溶かしてから食べます。冬になると樹皮下などで集団で越冬します。
人がオオトビサシガメに刺されると、ものすごく痛いらしいです。しかし、こちらから手を出さなければ、彼らから人を襲うことはないので、むやみに刺激しなければ問題はなさそうです。ちなみに、カメムシ特有の嫌な臭いは無く、ほぼ無臭だそうです。
オオトビサシガメから少し離れたところで、オオトビモンシャチホコを発見しました。
チョウ目 シャチホコガ科 ウチキシャチホコ亜科 オオトビモンシャチホコ
●オオトビモンシャチホコについて
体長44~49mm。北海道、本州、四国、九州、対馬、屋久島に生息。海外では台湾、中国、インドなどに生息しているとのこと。
幼虫は毛虫で、若いうちは赤地に太く黒い帯が等間隔で入った模様をしていますが、成長するにつれ、黒い帯模様が波模様のような、唐草模様のような何とも言えない模様になります。エサはブナ科のクヌギ、コナラ、ミズナラの葉など。
成虫は10月~11月ごろに出現。オスよりもメスの方が大きな個体が多いようです。白地に黒褐色に太い帯模様と細い帯模様があり、縁は茶色っぽい色をした翅を持っています。越冬は卵で、5月ごろに孵化するそうです。
少しは離れた場所でもう一匹発見。
●まとめ 感想
オオトビサシガメは日本最大のサシガメというだけあり、少し離れた場所からでもすぐに発見することができました。一方、オオトビモンシャチホコは止まっている壁と色がそっくりなので、すぐ近くじゃないと発見することができませんでした。偶然にも2種とも名前に「オオトビ」が入っていますね。
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興味があれば
次回は、ケイトウを紹介します。
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