2020年7月の写真です。


 夜、近所の公園で30cmほどの長さの黄色い動く紐を発見しました。オオミスジコウガイビルというコウガイビルの仲間だそうです。
オオミスジコウガイビル ブログ用
ウズムシ目 コウガイビル科 オオミスジコウガイビル


●コウガイビルについて
 コウガイビルは扁形動物(へんけいどうぶつ)と呼ばれる動物の一種で、ヒルとは言うもののヒルの仲間ではなく、プラナリアやサナダムシなどの仲間に近い種類の生き物です。日本に数種類生息しているとされていますが、詳細についてはよく分かっていないそうです。ちなみにヒルはミミズやイソメなどが属する環形動物(かんけいどうぶつ)と呼ばれる分類に属しています。

 体は細長く平たいひも状で10cm~1mほどの長さ、頭部は半月形で昔の女性が髪飾りとして使っていた笄(こうがい)に似ていることからこの名がついたとのこと。表面は粘液に覆われて吸着力があり、再生能力が高く、傷ついたりちぎれたりしても数日で再生してしまいます。雌雄同体で、体の腹部に肛門を兼用する口がついています。フグなどと同じくテトロドトキシンという強力な毒を持った種もいるとのこと。

 生息環境は陸上のジメジメと湿った場所で、森や石の下、公園などで姿を見ることができます。夜行性で夜になるとエサとなるミミズやナメクジ、カタツムリなどを探して地面を這います。ちなみに見た目がグロテスクということ以外は、とくに人に害を為す生き物ではありません。



●オオミスジコウガイビルについて
 体長30cm~1m。北海道、本州、四国、九州に分布し、森林地帯や公園、石の下などのジメジメした場所で見られる。元々は中国南部が原産で、日本には生息してはいませんでしたが、1960年代から日本で目撃され始め、今では日本に定着したとのことです。同じくコウガイビルの仲間で、日本でよく見られるクロイロコウガイビルが1~12cmなのに対し、このオオミスジコウガイビルは非常に大型のコウガイビルです。
 
 体色は黄色く、背面に褐色の縦線が3本、腹部には2本入っており、頭部は他のコウガイビルと同様に半月形をしています。エサはミミズ、ナメクジ、カタツムリなどで、夜や雨上がりなどで活発に活動します。


頭を地面に突っ込んでいるのか、頭は見ることができませんでした
オオミスジコウガイビル ブログ用2


●まとめ 感想
 体が長く体色も明るい黄色で、動きも遅いため、活発に活動する条件が整っていれば結構簡単に見つけられると思います。それにしてもなぜこんなに長い体に進化したのか? ここまで長い体だと移動や身を隠す際に不便だったりしないのかと思いました。



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次回は、2020年7月の投稿結果です。