2020年6月の写真です。


 夜の散策中、羽に大きな斑点のある蛾を発見。マダラカギバというそうです。
マダラカギバ ブログ用
チョウ目 カギバガ科 カギバガ亜科 マダラカギバ


●マダラカギバについて
 体長27~43mm。北海道、本州、四国、九州、屋久島に生息。また、海外では中国や台湾などにも生息しているとのこと。

 幼虫は緑色のイモムシなのですが、平べったく、頭部には2本の短い角のような突起物が生え、尾には脚が無く、棘のような突起物が1本生えています。主にヤマボウシやミズキ科のクマノミズキやミズキなどの植物の葉をエサにしています。成長するとサナギになり成虫になるのですが、関東地方周辺では6月、7月下旬~8月、9月中旬~10月の計3回成虫が発生するとのこと。

 成虫は前翅中央部分に、オレンジ色と黒色の混じった大きな斑点模様があり、その周囲には灰色と薄青い横帯模様が入っています。触角は櫛状でオスの方が長めで、体の大きさはメスの個体の方が大きいです。

 幼虫の姿で越冬し、冬の間はヤマボウシやミズキの木の枝などでジッとしているそうです。



 マダラカギバの近くで、羽の色が茶色と灰色に綺麗に分かれた蛾を発見。モモイロツマキリコヤガというそうです。
モモイロツマキリコヤガ ブログ用
チョウ目 ヤガ科 ベニコヤガ亜科 モモイロツマキリコヤガ


●モモイロツマキリコヤガについて
 体長24~27mm。本州、四国、九州、対馬に生息。海外では朝鮮半島、中国、インドなどに生息しているとのこと。

 幼虫は孵化したばかりのころは薄緑色をしたイモムシなのですが、成長するにつれ真っ黒になり、頭部からは1本、背中からは3対の計6本の棘のような長い突起物が生えてきます。主にサルトリイバラやシオデなどのシオデ科の植物の葉をエサにしています。成長すると植物片を集めて繭を造り、サナギの姿で越冬します。

 成虫は5月~9月ごろに発生し、成虫の翅は灰褐色で、前翅の前方が淡いピンク色やオレンジ色をしています。


●まとめ 感想
 マダラカギバは森や林などの緑が多い場所ではすぐに見つけられそうですが、上の写真のようにコンクリートなどの白色や灰色の壁などに止まっていると、パッと見では壁の汚れのように見えて気がつきません。現代ではマダラカギバにとって、森の中よりもコンクリートが使われている場所で生活する方が生存確率が高いのかもしれませんね。

 モモイロツマキリコヤガはそれほど大きな蛾ではないのですが、前方のピンク色の部分と後方の灰色の部分がはっきりと分かれていてとても面白い見た目の蛾だと思いました。



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次回は、エゾスズメを紹介します。