用事で出かけた際に、ヤママユガ科の蛾を発見。エゾヨツメというそうです。
チョウ目 ヤママユガ科 エゾヨツメ亜科 エゾヨツメ
●エゾヨツメについて
体長60~100mm。北海道、本州、四国、九州に生息しています。北海道ではよく見られる蛾のようですが、本州では山地を中心に生息し、また、成虫が発生する時期も早春である4月~5月の間と短いため、街中では中々見られない蛾みたいです。ちなみに、日本国内でエゾヨツメ亜科に属するのはこの蛾のみです。
卵は小豆色で植物の葉の上に産み付けられます。孵化したばかりの幼虫は薄い緑色をしており、頭部の左右に2本づつ、尾の部分に1本の計5本の鹿のような黒くて長いトゲトゲの角が生えています。ブナ科やカバノキ科の植物の葉を食べて成長すると、体色が黄緑色になり特徴的だった角は無くなります。そして6月から7月ごろになるとサナギになり、そのまま越冬して春になると羽化して成虫になります。
成虫の翅は赤褐色で、前翅には小さな、後翅には大きな青紫色の目のような模様があります。メスの方が大きく、触角が歯牙状になっており、体色も淡色になっています。一方オスの触角は羽毛状になっています。名前の由来は最初に北海道で発見されたことと、翅の模様が4つ目に見えたことからだそうです。
別角度から。残念ながらこの個体しか発見することができず、また、ずっと翅も閉じたままだったので、4つ目模様の翅を撮影することはできませんでした。生で翅の模様が見たかったです・・・。
●おまけ エゾヨツメの他に見つけたものたち
エゾヨツメを発見したすぐ隣で以前紹介したイボタガも発見。翅の模様がとても綺麗です。
もう一匹発見。
公園に立ち寄ったところ、キクラゲを発見。雨上がりだったので、水を吸ってプルプルになっていました。
ヒガシ二ホントカゲを発見。日光浴をしています。
もう一匹発見。こちらも日光浴してます。
●まとめ 感想
せっかくの春なのにコロナウイルスのせいで、4月はこれくらいしか撮影することができませんでした。なんとか5月は外出できるようになってほしいものです。
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興味があれば
次回は、2020年4月投稿結果です。
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