2019年12月の写真です。

 散策中、2種類の蛾を発見しました。

カバエダシャクです。
カバエダシャク ブログ用
チョウ目 シャクガ科 エダシャク亜科 カバエダシャク


●カバエダシャクについて
 体長35~50mm。北海道、本州、四国、九州、海外では、ロシア南東部、サハリン、ヨーロッパに分布しています。雑木林や公園などで姿を見ることができます。


 枝などに産み付けられた卵は春に孵化し、幼虫は灰色をしたシャクトリムシで、サクラ、クリ、カエデ、ガマズミ、リンゴなど様々な広葉樹の葉をエサにします。灰色の体色を生かして枝などに擬態して外敵の目を欺いています。6月ごろになると土の中に潜ってサナギになるのですが、成虫として出現するのはサナギになってから約5か月後の晩秋になってからになります。


 成虫の翅は黄褐色で、茶色の横線が2本入っており、前翅の端には白い斑点模様があります。頭部の触角はオスのものは羽毛状で、メスのものは糸状になっています。写真の個体の触角は糸状に見えるので、この個体は、恐らくメスだと思われます。花の蜜などをエサにして、植物の枝などに産卵。卵が越冬します。
カバエダシャク ブログ用2
 


 次に見つけたのが、クロオビフユナミシャク(たぶん)です。
クロオビフユナミシャク ブログ用
チョウ目 シャクガ科 ナミシャク亜科 クロオビフユナミシャク♂(たぶん)


●クロオビフユナミシャクについて
 体長♂22~36mm、♀9~11mm。北海道、本州、四国、九州の平地から山地の雑木林などで姿を見ることができます。


 春に卵から孵化した幼虫は、黄緑色に茶色や黒色の縦線が入ったシャクトリムシで、カバノキ科、ブナ科、バラ科、モミジ科などの様々な広葉樹をエサにしています。5月~6月ごろに土の中に潜ってサナギになるのですが、サナギになる直前になると幼虫は縦線模様が薄くなります。

 サナギになってから5、6か月後に成虫として姿を現します。成虫のオスには飛行することのできる、灰褐色や暗褐色模様の翅があるのですが、メスの翅は退化して小さくなっており、飛行することができなくなっています。冬に出現する蛾の多くはこのように、メスの翅が退化して小さくなったり、翅そのものが無くなって飛ぶことができなくなっているのですが、その中でもこの種のメスの翅は比較的大きいとのことです。

 オスもメスも何も食べずに、メスはジッとしてオスが来るのを待ち、オスは飛んでメスを探します。そうしてメスは樹木の中などに産卵します。卵は越冬して春に孵化します。



●まとめ 感想
 どちらの蛾も初夏に土の中に潜ってサナギになり、天敵の少ない冬に成虫として発生するのですが、サナギになっている時期は、他の虫たちや動物たちが活発に活動しているので、その間に掘り起こされてしまったり、食べられてしまったりしそうなのですが、そこのところは、そうならないように上手く潜ったりなどして対策していたりするのでしょうか?


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次回は、フジを紹介します。