2019年10月の写真です。



河原を散策中、キンモクセイが花を咲かせていました。
キンモクセイ ブログ用
シソ目 モクセイ科 モクセイ属 キンモクセイ

花言葉 「謙虚」 「気高い」 「真実」 「誘惑」 「陶酔」など


●キンモクセイについて
 モクセイ科に属する植物は、これまでに世界で約600種29属が発見され、特に北半球の温帯や暖帯に多く分布し、香りが強いため香料や園芸用としてよく栽培されています。また、オリーブは実を食べることができたり、油が採れたりなど、人にとって非常に有用な植物です。


 キンモクセイの原産地は中国南部と言われており、白い花を咲かせるギンモクセイの変種です。日本には江戸時代に入ってきたとされていますが、日本のキンモクセイの遺伝子を持つキンモクセイが中国に存在していない可能性が浮上しており、現在日本で多く見られるキンモクセイは、日本で生み出されたのではないかという説もあるようです。


 常緑小高木で高さは4m~10mほどまで成長し、葉は対生でやや細長く波打ち、縁がわずかにギザギザとしており、樹皮は動物のサイ(犀)の足に似ています。一つの花に雄蕊または雌蕊だけがある、雌雄異株(しゆういしゅ 単性花ともいう)と呼ばれる花を咲かせるので、繁殖には雄株と雌株が必要なのですが、日本には雄株しか無いため受粉して実をつけることはありません。しかし、枝を切り地面に挿す、挿し木によって簡単に増やすことができるので、数が減ってしまうということは起こりません。


キンモクセイ ブログ用2

 開花は地域にもよりますが、9月中旬から10月下旬までで、花は花弁が4枚の1cmほどの小花をたくさんつけ、色はオレンジ色をしています。白い花を咲かせるギンモクセイ(銀木犀)に対し、金色の花を咲かせるためキンモクセイ(金木犀)と名付けられました。花の匂いはギンモクセイよりも強く、匂いの主成分はβ-イオノン、リナロール、γ-デカラクトンなどで、一部の虫たちは嫌がり避ける効果があります。クコの実ほどの大きさで熟すと紫色になる実をつけるのですが、前述の通り、日本には雄株しか存在しないため、原産地の中国に行かないと生で見ることができないようです。ちなみに、苗を植えると翌年に開花するのですが、挿し木からだと開花までに約5年の歳月を要するとのことです。


 現在約30ほどの品種が存在し、人家の生け垣や公園の植木として日本各地に植えられています。また、汲み取り式便所が主流だった時代には、トイレ近くに植え、強い匂いを利用してトイレの芳香剤変わりとして利用されていたようです。水洗式トイレが主流になった後も、キンモクセイの匂いがする芳香剤が販売されています。その他、花をワインや砂糖につけて調味料にしたり、お茶にしたりなど、人と様々な形で関わりを持っている植物です。


●まとめ 感想
 この時期になると、河原や人家の生垣に植えてあるキンモクセイたちが一斉に開花し、周囲には甘い匂いが立ち込めるようになります。オレンジ色の細かい花をたくさんつけた木はとても綺麗で、遠くからでもわかる存在感を放っていました。ただ、木の下には花が大量に落ちるので、掃除が大変そうだな、なんて思いました。


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次回は、2019年10月の投稿結果です。