2019年10月の写真です。



草むらを探索中、綺麗なクモを発見しました。
ワカバグモ ブログ用
クモ目 カニグモ科 ワカバグモ


●カニグモ科についてザックリと
 カニグモ科に属するクモはこれまでに約2000種160属が発見され、日本にはこの内の約60種25属が生息しています。


 この科のクモは体が平らで棘が生えており、、眼は8つで2列になり、頭部の側面にある側眼が大きく発達しています。棘が生えた脚が4対あり、前の3対が前を向いており、そして残りの1対が後ろを向いています。前の2対の脚が太く長く発達し、左右に大きく張り出して抱え込むような形をしており、後ろの脚は前の脚に比べて短くなっています。その様子がカニを連想させることから、カニグモという名称が付けられました。クモにはカニグモ科の他にもエビグモ科、ヤドカリグモ属、シャコグモ属、ガザミグモ属など甲殻類にちなんだ名称が付けられた名前が多いそうです。


 彼らは地上や、地上の低い草むら、樹皮上などで生活しており、網を張らずに生活しています。あまり素早く動かない種が多く、獲物である小さな昆虫が近くを通りかかるのをジッと待ちます。葉や花、鳥の糞などに擬態したり、花の近くに待機し、蜜を採りに来た虫を捕らえたりと、工夫して狩りを起こっています。


●ワカバグモについて
 体長は♂6~11mm、♀9~12mm。北海道、本州、四国、九州の林や草原地帯の草むらに生息しています。都市部でも公園や人家などでその姿を見ることができます。


 卵から孵化した幼虫は体が小さい以外は成虫とほとんど同じ見たをしていますが、体色は淡い黄緑色をしており、腹部には規則的な黒い斑点模様が入っています。ある程度成長すると、亜成虫と呼ばれる、幼虫と成虫の中間の形態になった後、成虫になります。


 成虫の体色は幼虫のころに比べてはっきりとした黄緑色になり、メスの個体は全身が黄緑色、オスの個体は頭部や脚部がピンク色や赤くなり、腹部には黒い棘が生えます。


脚に赤いカ所があるので、この個体は恐らくオスだと思われます。
ワカバグモ ブログ用2

 このクモも他のカニグモ科のクモと同じく、葉の上などでジッとしていることが多く、近くを通りかかった小型の昆虫を捕らえてエサにしていますが、時に自分の体よりも大きな獲物を捕らえることもあるそうです。

 
 成体は4月~11月ごろまで見られ、産卵は5月~9月までに複数回行い、亜成虫の状態で越冬し、春から秋にかけて成虫になります。


●まとめ 感想
 ワカバと名のついた通り、とても綺麗な緑色をしたクモでした。こちらが近づいても微動だにせずに、ジッとしていたのですが、かなり小さいのでピントを合わせるのに苦労しました。全身が葉と同じ緑色なので、見つける際は葉の上や裏などを注意深く探しましょう。


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次回は、ツマグロオオヨコバイを紹介します。