2019年10月の写真です。



河原を散策中、ヒガンバナを発見しました。
ヒガンバナ ブログ用
キジカクシ目 ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 ヒガンバナ

花言葉 「情熱」 「再開」 「悲しい思い出」 「転生」など、花の色によって若干の差異あり。


●ヒガンバナについて
 ヒガンバナは北は北海道から南は南西諸島に分布し、畑やその周辺、河原や墓地などの人の手が加えられている里山の湿った場所に多く自生しています。中国の長江下流域が原産で、日本へは稲作伝播と同時期に持ち込まれたとも、奈良時代や平安時代に中国や朝鮮半島から持ち込まれたとも言われています。

 学名はリコリス・ラディアータで、日本ではヒガンバナの他にマンジュシャゲや死人花、幽霊花、地獄花などとも呼ばれ、地方ごとに数多くの呼び名があり、その数は実に600種類を超えるのではないかと言われています。

 
 この植物は多年生の球根植物で、夏の終わりごろから秋の初めにかけて発生します。他の植物とは異なり、枝も葉も節も無い、高さ30~50cmほどの茎をのばし、その先端に赤や白、ピンクなどの花を咲かせます。

 花は茎の先端を中心に放射状に5~7輪ついており、短い柄のような部分があり、その部分が横になっているため、花も横向きに咲きます。花弁は6枚で長さは40mm、幅は5mmほどになっています。秋分の日を入れた前後3日間の、秋の彼岸の時期に花を咲かせることから、この名がつけられました。


上から見た花の様子
ヒガンバナ ブログ用2


ヒガンバナ ブログ用3

 花が枯れた後10月ごろになると、茎が倒れて、緑色で細長く先端が丸まった葉を地表から出します。冬の間は木の葉が日光を浴びて光合成を行い、根に栄養を送ります。そして春が来ると葉が枯れ、夏になると地中の球根が分かれて数を増やします。


●人との関わり
 ヒガンバナの根にはアルカノイドという人体に有毒な物質が含まれており、摂取すると下痢や吐き気を起こし最悪の場合、中枢神経に麻痺を起こして死に至ることもあるようです。しかし、この根を刻んで屏風用の糊や土壁などに混ぜて使うと、虫やネズミなどが寄り付かなくなったり、畑の近くに植えると土竜が近づかなくなったり、雑草が生えにくくなる効果があるため、重宝されていました。また、水にさらしてしっかりと毒抜きをすれば食用にすることもでき、非常時や戦時中は潰してデンプンを抽出して餅や団子にしたり、薬にしたりなどされていました。

 このように古くから人々の生活に深く関わってきたのですが、墓によく植えられていたり、誤食してしまったことによる死亡事故が起こることから、『不吉』や『不幸』というイメージがついてしまったようです。現在ではそのようなイメージは薄れ、様々な園芸品種が開発されているようです。しかし、食用であるノビルやアサツキと間違えて、誤食してしまうケースがあるそうなので注意しましょう。


●まとめ 感想
 9月から10月ごろになると、河原や道端、山の斜面などでよく見かける花です。たくさん群生している場所もあり真っ赤で綺麗です。花が咲いている間は葉が無いというのは、変わった生態をしている植物だなと思いました。毒抜きをしっかりすれば食べられるとのことですが、果たして美味しいのでしょうか? 


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次回は、ドクツルタケを紹介します。