2019年9月の写真です。

森の中を散策中、大福のような物体を発見しました。オニフスベというキノコのようです。

ブログ用 オニフスベ
ハラタケ目 ハラタケ科 ノウタケ属 オニフスベ(たぶん)


●ハラタケ類についてザックリと
 ハラタケ目は別名マツタケ目とも呼ばれ、柄と傘で構成され、イグチ科以外の科は柔らかく壊れやすいのが特徴です。傘の裏側にヒダや、管孔(かんこう)と呼ばれるチューブ状の器官があり、そこから胞子を飛ばして数を増やします。出現したばかりの幼菌は白いものが多いですが、時間が経つと色が変わる種が多いです。

 食用できるものが多いイグチ科や、有名なマツタケなどが属していますが、全体的に見ると毒キノコが多く属しています。


 ハラタケ科はハラタケ目に属する科で、これまでに85属1340種が知られています。以前ホコリタケ科、キツネノカラカサタケ科、ケシボウズタケ科などに分類されていたキノコたちがこの科に含まれています。

 こちらも食用のものがある一方、猛毒をもつものもあり、また、判別が非常に難しいので、採取には最新の注意を払う必要があります。


●オニフスベについて
 このキノコは以前はホコリタケ科に属していたのですが、新しい分類法によってホコリタケ科が廃名されたことによりハラタケ科に分類されました。日本特産種で夏から秋にかけて草地や竹藪、畑などで発生します。「フスベ」というのはイボのことだそうです。別名ヤブダマ、ヤブタマゴなどとも呼ばれています。また、海外でもこのキノコの近縁種が生息しています。


 形は卵型やゴルフゴール型の球形をしており、直径は20cm~50cmとかなり大型。大きな個体はハンドボールやバレーボールのようにも見え、その様子から海外ではジャイアント・パフボールと呼ばれています。

 全体を3層の皮が覆っており、一番外側は白く薄い皮で、その次の皮は淡い黄色で硬く、最後の皮は白くて非常に薄く紙状で艶があります。発生したばかりの若い菌は白いのですが、成熟が進むと褐色に変化して、一番外側の皮が破けます。さらに成熟が進むと、その次の皮も破けて粉状の胞子を周囲にまき散らします。

 日本では古くから食用キノコして認知され、江戸時代に出版された『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』という百科事典には調理法や味などについての記述があります。また、馬勃(ばぼつ)という名で漢方薬としても利用されていました。

 
 食べる際は、出現したばかりの色が白いうちに採取し、外側の皮を除去して内側を食べます。成熟してしまうとアンモニア臭がきつくなり食用には適さなくなります。

 キノコ臭さが無く淡泊な味で、マシュマロやハンペンのような食感をしており、小麦粉、卵、パン粉をまぶして揚げたフライや、バター焼きにしてパンで挟んで食べると美味しいそうです。


●まとめ 感想
 見つけた時はカビの生えたキノコかと思いましたが、そうゆう見た目のキノコだったんですね。見た目的に美味しそうには見えませんが、調理法や食感などを聞くとなかなか美味しそうです。

  ※キノコは決して自分の目を過信したりせず、図鑑などでよく調べて、自信の無いものは食べない、というのを徹底しましょう。


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次回は、ベニイグチを紹介します。