2019年9月の写真です。
アシブトクチバを発見しました。

ブログ用 アシブトクチバ
チョウ目 ヤガ科 シタバガ亜科 アシブトクチバ(たぶん)


●シタバガ亜科についてザックリと
 シタバガ亜科はヤガ科に属する科で、亜熱帯や熱帯地域を中心に世界各地に分布しています。日本には約80種が生息し、キシタバやベニシタバ、シロシタバなどが有名です。

 ヤガ科の中では比較的大型な種が多く、九州から沖縄に生息するベニモンコノハは、羽を含めた大きさが120mmにもなる、日本最大のヤガとして有名です。

 幼虫は毛を持たないイモムシで、腹に脚を持たず、シャクトリムシように移動します。また、農作物や園芸植物をエサにすることが多いため、重要害虫として扱われる種が多いです。

 沖縄には本土には生息していない特産種も存在し、日本には生息していない種も季節風や台風などによって日本に入ってくることもあるようです。

 
●アシブトクチバについて
 体長42~50mm。本州、四国、九州、奄美諸島、沖縄の平地や低山地などに生息しています。また、中国、朝鮮半島、台湾や、ベトナムやフィリピンなどの東南アジアにも生息しています。

 
 卵はザクロやネムノキなどの植物に産み付けられ、幼虫は細長い体のイモムシで、腹に脚は無く、頭部付近と尾の付近にある脚を使って、シャクトリムシのように移動します。頭部は茶色で、体は褐色をしており、体表には黒や白、灰色の混じった横線模様が入っています。この細長い体と色は植物の枝によく似ています。この体を駆使して枝に擬態し、敵から身を守っているものと考えられています。

 ザクロやサルスベリ、ネムノキ、バラ科などの植物をエサにしているため、園芸をする人たちからは害虫として扱われています。

 成長するとサナギをつくって成虫になるのですが、成虫は5月~6月と8月~10月の年に2回出現し、8月~10月に出現した成虫から生まれた幼虫は、サナギで越冬し、翌年の5月~6月に羽化して成虫になります。


 成虫は止まった姿が三角形の形をしており、茶色や灰褐色の翅で、前翅の中央には紫灰色の帯模様が入り、それ以降の部分は茶色や灰色などに色分けされた、幾何学的な模様になっています。南西諸島の個体は本州の個体に比べてやや小型で、翅の色はやや淡色になる傾向があるようです。

 夜行性なので外灯の下に飛来したり、産卵に適した植物を探して人家の庭などにも姿を現すことがあるので、町中でも姿を見ることができます。


●まとめ 感想
 茶色と灰褐色という地味な羽の色ではありますが、面白い模様をしていました。この模様や色は樹皮に似ているので、もしも木に止まっていたとしても、見つけるのは難しかったと思います。

 幼虫はバラ科の植物をエサにしているようですが、庭にバラ科の植物が植えてある家はたくさんあるので、そういった家からは、厄介な蛾ではないでしょうか。


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次回は、キンモンガを紹介します。