2019年9月の写真です。


シロオビドクガを見つけた場所の近くで、今度はこんな蛾を発見しました。

エビガラスズメというスズメガ科の蛾です。
ブログ用 エビガラスズメ
チョウ目 スズメガ科 スズメガ亜科 エビガラスズメ


●エビガラスズメについて
 羽を広げた大きさは80~105mm。北海道、本州、四国、九州、沖縄の草原地帯や草むらなどに生息しています。また、日本だけではなく、アメリカ大陸を除いたほぼ全世界に分布しています。

 卵はサツマイモやヒルガオ科の植物などに産み付けられ、約4日ほどで孵化します。幼虫はイモムシで、緑色か褐色、もしくはそれらの中間色の3種があり、体の節ごとに黄色い斜線模様が入っています。また、スズメガ科の幼虫によく見られる、尾に角のような突起物である、尾角を持っています。主にヒルガオ、アサガオ、サツマイモやインゲンマメ、アズキ、ブドウ、タバコなどの葉をエサにしているため、農業害虫として扱われています。

 約3週間~1か月ほどかけて体長80~90mmに達すると、土の下や石の隙間などに入りサナギをつくります。約3週間後に羽化して成虫になります。

 
 成虫の翅は茶褐色や灰褐色で、黒褐色の不定紋があります。腹部は太く、両側には紅色と黒色の模様があり、その様子がまるで焼いたエビを連想させることからこの名がついたそうです。ちなみに漢字では蝦殻天蛾と書きます。飛翔能力が高く、遠くまで飛ぶことができるため、太平洋の島々にまで生息域を広げています。

 夕暮れ時から活動を開始し、100mmに達する長いストロー状の口を使って花の蜜をエサにしています。生息域の近くでは夜の外灯などに飛来することもあるそうです。


 成虫は5月~6月、7月~9月の年2回発生するのですが、暖かい地域では6月~7月、8月~9月、9月~10月の年3回発生する場合もあるそうです。9月や10月に孵化した幼虫はすぐには成虫にならず、サナギの姿で越冬します。そして初夏になると羽化して成虫になります。


●おまけ 
 近所の公園で上のエビガラスズメと同じスズメガ科の、セスジスズメと思われる幼虫を発見しました。葉っぱを食べています。
ブログ用 セスジスズメ幼虫
 セスジスズメの幼虫はイモムシで、黒色や褐色、黄色など様々な体色で、体表には赤や黄色や褐色などの目のような模様が並んでいます。尾にはスズメガ科の幼虫の特徴である、尾角という突起物を持っています。サトイモやサツマイモ、ホウセンカ、ノブドウなどの葉をエサにしているため、こちらもエビガラスズメと同じく、農業害虫扱いされています。写真のイモムシは褐色に黄色い目玉模様が入った個体でした。成虫は5月~9月ごろに出現します。


●まとめ 感想
 焼いたエビのような体をしているそうですが、写真のエビガラスズメは羽をぴったりと閉じていたため、体を見ることができませんでした。来年こそは体も見てみたいです。

 セスジスズメは幼虫は草むらでよく見かけるのですが、今年は成虫の姿を見ることができませんでした。こちらも来年に期待ですね。


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次回は、アシブトクチバを紹介します。