2019年8月の写真です。

セミの羽化が進むのを待っていたところ、木にゲジゲジが止まっているのを発見しました。

ブログ用 ゲジゲジ
ムカデ綱 ゲジ目 ゲジ科 オオゲジ(たぶん)


●ゲジについてザックリと
 ゲジはムカデの内、ゲジ目に分類されるムカデの総称で、よく「ゲジゲジ」と呼ばれているが、「ゲジ」が正式な和名です。山道でも素早く動くことから、「験者(げんじゃ)」が訛って「ゲジ」となった説などがありますが、由来については未だ不明です。

 世界各地の森林地帯や洞窟などの湿った場所に生息し、昼間は落ち葉や石の下、時には人家の屋内に身を隠し、夜になると地上に出て活動を開始し、ガやバッタ、ゴキブリなどの小型昆虫を捕らえてエサにしています。現在世界で約130種が発見され、日本にはゲジと、ゲジより一回り大きいオオゲジの2種類が生息しています。

 
 幼虫は成虫と同じ姿をしており、脱皮して成長します。脱皮ごとに脚の数が少しずつ増えていき、約3年で成体になり、寿命は5~6年ほどと言われています。

 ゲジの体はムカデ同様細長いですが、脚はムカデとは異なり細長く、成体になると計15対になり、最後尾の1対は歩行には用いず、触角のように伸ばしいているだけになります。この長い脚を駆使して非常に素早く歩行することができ、その素早さはゴキブリ以上になります。また、敵に襲われた際には自ら足を切り離します。切り離された脚はしばらく動き続けるので、敵が脚に気を取られている隙に逃走します。欠損した脚は脱皮をすることによって再生されます。

 頭には紫外線に敏感な複眼と、細長い触角、大顎、第一小顎、第二小顎の3対の顎を持っています。顎には毒線があり、この毒を使って捕らえた獲物を動けなくしてから食します。


 見た目がグロテスクということもあり、人家に出現した際は害虫として扱われることが多いですが、トビズムカデなどとは違い人を襲うことは無く、毒も弱いためたとえ噛まれたとしても人体に影響はないので、人にとっては無害な虫と言えます。そればかりか、ゴキブリなどの不快害虫や衛生害虫などを食べてくれる益虫です。彼らは食欲が旺盛なので、次から次へと害虫を仕留め食べてしまうため、あっという間に人家に入り込んだ害虫を全滅させてしまうんだとか。


●オオゲジについて
 体長45~60mm。触角や脚を含めると100mmを超えるものもいます。本州(関東以南)、四国、九州、沖縄の森林地帯や草原、洞窟などの湿った落ち葉の下や石の下に生息し、ガやバッタなどの小型昆虫をエサにして生活しています。

 産卵は6月~11月ごろに行われ、卵の表面には泥がつけられ、地面の割れ目などに放置され、約3週間後に孵化します。孵化した幼体の脚は4対しかありませんが、脱皮を繰り返して成体になるころには15対の脚になります。幼体の期間は約3年、寿命は5~6年と言われています。

 生体の体は黒褐色で、赤褐色の斑紋列があり、他のゲジ科と同じく夜行性で、15対の長い脚と触角、複眼、顎を持ち、素早く動くことができ、敵に襲われた際には脚を切り離し、脱皮によって切り離した足を再生することができます。

 3月~12月ごろまで活動しているのですが、冬になると冬眠のため落ち葉や石の下などに隠れて春が来るのを待ちます。人家にも侵入することがあり、害虫として扱われているのですが、これも他のゲジ科と同様、人には害が無く、ゴキブリなどの害虫を食べてくれる益虫として活躍します。近縁種のゲジもこれと同じ生態をしているそうです。
 
 
●まとめ 感想
 初めは暗くて良く見えなかったのと、脚の長さから大きなアシダカグモかと思ったのですが、よく見るとクモとは全然違う形の生き物でした。私はゲジゲジを見たことが無かったので、その場では何の虫なのかはわかりませんでした。調べてみるとムカデの仲間であると知り驚きました。人に害は無いと言っても、見た目が見た目なので、もしも家で遭遇したらかなりびっくりすると思います

 体自体はムカデと同じような大きさなのですが、とにかく脚と触角が長いので、存在感と迫力がありました。この写真を撮った公園にはたくさんのゲジゲジがいて、ガを捕食している写真も撮ることができました


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次回は、コクワガタを紹介します。