2018年8月の写真です。

何か虫はいないかと、河原の草むらを散策中、オレンジ色のユリの花を発見しました。

オニユリという名のユリ科の植物です。
ブログ オニユリ
ユリ目 ユリ科 ユリ属 オニユリ
花言葉 「陽気」 「愉快」 「華麗」 「賢者」など


●ユリ目の分類ついてザックリと
 ユリ目は単子葉植物の分類の一つで、約10科70属の分類に分けられるのですが、学者によって分類方法が異なります。

主な分類方法

○クロンキスト体形・・・ネギ科やヒガンバナ科を分けない。

○新エングラー体形・・・植物の進化の度合いによる分類方法。

○ダールグレン体形・・・被子植物の分類体系で、ユリに分類されていた植物をさらに細かく分類わけする分類方法。

 これらの分類方法によって、科と属に多少の差異が生じています。


●オニユリについて
ブログ オニユリ2

 このユリは日本、中国、朝鮮半島、グアムなど、温帯地域の平地や低山地に自生しています。日本では北海道から九州に生息し、山地だけではなく、河原や公園の草むらなど、様々な場所で見ることができ、園芸植物としても親しまれています。日本には元々生息しておらず、中国から持ち込まれた渡来植物ではないかと言われています。

 オニユリ(鬼百合)という名前の由来ですが、オレンジ色の花びらと黒い斑点、また花の形が怪物の赤鬼に似ていることから、この名がつけられた説が有力なようです。その他の説に、本州南西部の山地などに自生する、ヒメユリ(姫百合)という、オレンジ色の花を咲かせるユリ科の花があり、そのヒメユリと比べて、大きく、豪快な花を咲かせることから、オニユリと名付けられた、という説があります。ちなみに、虎にも見えることから、英語ではtiger・lily(タイガー・リリー)と呼ばれています。


 草丈は1~2mほどで、茎に紫色の細かい斑点があります。葉は長さ5~15cmほどで細長く、先端が尖っており、互い違いに生え、表面に光沢があります。

 根は鱗状の球根で、種はつくらないのですが、葉の付け根に「ムカゴ」と呼ばれる栄養を蓄えた小さな塊をつくります。そのムカゴが地面に落ちて球根となり増えていきます。

 開花は7~8月ごろで、一つの茎に20~30ほどの花をつけます。花は直径10cmほどで、花びらはオレンジ色、暗紫色の細かい斑点が入っています。花びらは大きく反り返っており、茎に対して下向きに咲いています。

 野生のユリ科の植物は、ウイルスへの耐性が弱く、一度ウイルスにかかってしまうと、あっという間に枯れてしまうのですが、このオニユリはウイルス耐性が強く、また、環境への適用能力も高いので、様々な場所で生息することができます。

 オニユリは変種や品種改良されたものも多く、対馬にしか生息していない黄色い花をさかせる、オウゴンオニユリや、長野県にしか生息していない、オレンジ色の斑点をもつスカシユリなど、地域によって特徴に差異が見られます。


 ちなみに、球根(ユリ根と呼ばれる)とムカゴは食べることができ、両方とも芋のようなホクホクとした触感をしており、球根は茶わん蒸しや天ぷらに、ムカゴはご飯と一緒に炊いたり、油炒めなどにして食べると美味しいとのこと。


●まとめ 感想
ブログ オニユリ3

 このユリは夏になると、公園や雑木林や河原など、様々な場所の草むらでよく見かけていました。草むらの緑色がより、鮮やかなオレンジ色の花を目立たせていました。

 鬼に似ていることから、和名をオニユリと付けられたそうですが、私はこの花を見ても、鬼に似ているとは思いませんでした。どちらかというと、英語圏でタイガー・リリーと呼ばれているように、虎や豹の柄に似ていると思いました。

 ちなみに、私はユリ根は食べたことがあるのですが、ムカゴはまだ食べたことがないので、機会があればぜひ食べてみたいと思っています。


私のPIXTAページです。よろしければご覧ください。購入もできます

写真素材 PIXTA


興味があれば

次回は、カブトムシを紹介します。