公園散策中、手すりでバッタが止まっているのを発見しました。

翅が無かったので、バッタの幼虫かと思っていたのですが、調べてみると、どうやらフキバッタの幼虫ではないかと思われます。
フキバッタ ブログ用
バッタ目 バッタ科 フキバッタ亜科 ヤマトフキバッタ、もしくはタンザワフキバッタの幼虫と思われます。


●フキバッタについてザックリと
 フキバッタはバッタ科のフキバッタ亜科に分類されるバッタの総称で、南北アメリカ大陸や日本を含む、東アジアの一部に分布し、これまでに120属890種が発見され、日本には11属27種ほどが生息していると言われています。ですが、生息地域ごとに分化が進んでいたり、見た目の個体差が激しかったり、種間交雑により雑種が誕生しやすかったりなどするため、種の特定が難しく、境界もあやふやです。

 
 体長は25~40mmほどで、メスの個体の方がやや大きめです。見た目は小さなバッタといった感じです。前胸腹板にイナゴ科に見られる突起を持っているため、イナゴ科に分類されることもあるそうです。

 体のつくりは、細長い腹と、跳躍に適した発達した後脚を持ち、色は緑色や茶色、赤などで、黒い模様がはいっていたりなど、一般的なバッタとほとんど変わりません。ですが、このバッタは翅が退化して短くなっている、もしくは無くなっており、飛ぶことができません。

 
 それほど活発に動いたりはしないそうです。また、翅が無いため行動範囲が狭く、それが原因で地域ごとに分化が進んだのではないかと言われています。

 成虫か卵で越冬し、成虫は夏から秋にかけて出現します。日当たりのよい草原地帯や森林地帯、標高のそれほど高くない山地などで生活し、フキやクズなどの植物をエサにしています。特にフキを好むことから、この名がついたそうです。

 
●ヤマトフキバッタについて
 体長♂22~28mm、♀27~38mm。本州、四国、九州の低山地の林縁や、薄暗い環境の草むらなどで見られ、フキやクズの葉をエサにしています。別名、トガリバネフキバッタ、セトウチフキバッタなどとも呼ばれています。

 体表は緑や茶色で、複眼から前胸背板の端まで、黒条が入っています。地域によって多少見た目の翅は退化してしまって短くなり、飛ぶことはできません。成虫は7月~10月ごろまで見られ、卵で越冬します。


●タンザワフキバッタ
 体長♂21~23mm、♀26~29mm。本州の群馬県南部、埼玉県、東京西部、神奈川県、静岡県東部から伊豆半島、千葉県南部の房総地方の低い産地や、雑木林などに生息し、フキを好んでエサにしています。神奈川県の丹沢山地に多く見られることから、この名がついたそうです。

 見た目はヤマトフキバッタに比べて少し小さい以外は、あまり変わりませんが、尾の先端に毛が生えているため、やや尖った体をしています。メスアカフキバッタという種と混在している場所では、このバッタとの雑種が見られるとのこと。成虫は7月~10月ごろまで見られ、卵で越冬します。


●まとめ 感想
 バッタといえば、後脚を使ってジャンプしたり、翅を使ってよく飛ぶ印象を持っていたので、翅蛾ないバッタがいるとは知りませんでした。翅が無いと敵に襲われた時に、すぐに逃げられなかったり、生息範囲を広げられなかったりすると思うのですが、どうして翅を退化させる必要があったのでしょうか?生息地に敵がいなかったりなどで、飛ぶ必要がなかったり、生活する上で翅が邪魔になったりした結果、翅を捨てるという考えに至ったのかな?

 ちなみに上の写真のバッタですが、飛ばないかわりに結構早く歩いていたので、すぐに見失ってしまいました


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次回は、ボタンクサギを紹介します。