雨上がりの森を探索中、大きなキノコを発見しました。傘の大きさは約10cmほど。

イグチ科のキノコ ブログ用
たぶんイグチ科という分類に属するキノコだとは思いますが、いまいちよくわからなかったです
図鑑で見た限りでは、イロガワリか、キアミアシヤマドリかと思われますが、確証はありません


●イグチ科のキノコについてザックリと
 イグチ科に属するキノコは南極大陸以外の世界中に分布しています。北半球よりも南半球の方が種類が豊富で、シンガポール島だけでも約60種が生息していたり、マレー半島のボルネオ島では約140種が発見されるほどたくさんのキノコが南半球には生息しています。ですが、北半球に比べてあまり研究が進んではいないため、
今後はさらに種類が増えるものと考えられています。

 キノコの分類に関しては未だ研究の余地があり、新たな属ができたり、分離したりなどしています。近年ではDNAを調べることによって、よりはっきりと分類わけができるようになりました。現在は約30属のキノコがイグチ科に属していますが、今後研究が進むと、より細分化するのではないかと言われています。

 
 イグチ科のキノコは、そのほとんどが樹木との共生関係にある、外菌根(がいきんこん)と呼ばれる生態をしており、共生する樹木の種類を厳しく限定するものや、特に種類を限定することはなく、様々な樹木と共生するものなどがあります。

 見た目は細長い柄の上に傘を付けた、一般的なキノコの形で、他のキノコの傘の裏はヒダ状になっているのに対して、イグチ科のキノコはヒダ状でなく、菅孔(かんこう)と呼ばれる微細なチューブ状の構造になっており、その内部には胞子を内包しています。スポンジのような見た目と手触りをしており、他のキノコに比べて比較的見分けがしやすいキノコです。

 
 食用にできるものが多く、ヤマドリタケという種はヨーロッパではポルチーニと呼ばれ、イタリア料理やポーランド料理では欠かせない食材になっています。

 食用にできる種が多い一方、毒性の種も当然存在し、特にドクヤマドリやバライロウラベニイロガワリ、ウツロイイグチなどは、食べるとひどい下痢や嘔吐、肝臓や腎臓の機能に障害が出るほどの症状を引き起こします。ドクヤマドリは他の食用イグチ科のキノコと似ているので、注意が必要です。


●イロガワリについて
 このキノコは夏から秋にかけて、森林内の他のキノコが発生しないような場所で発生します。傘は直径3~12cmほどで、褐色もしくはオリーブ色を帯びて、表面に細かい毛が生えています。傘裏にはヒダが無く、黄色いスポンジのような見た目をしています。柄の部分は黄色地に赤い赤点がついています。表面に傷をつけると、その部分が青色に変色することから、この名がつけられました。
 食用キノコで、バター焼きやシチューなどにすると美味しいそうです。キノコ狩りをする人からは人気のキノコらしいです。


●キアミアシヤマドリについて
 このキノコに関しては研究が進んでいないらしく、まだ正式な名称がついていないそうです。アミアシコガネヤマドリ、キアミアシヤマドリなどの名前でも呼ばれているとのこと。

 傘の表面は褐色で、裏側は黄色や白い菌糸で覆われており、これも他のイグチ科のキノコに見られるように、スポンジのような見た目をしています。柄は黄色で網目模様が入っています。

 毒性については現在不明ですので、興味本位で食べたりはしないようにしましょう。


●まとめ 感想
 以前は「イグチ科のキノコには毒は無い」、などと言われていたそうですが、近年、毒を持っていることがわかった種がいくつも発見されているようです。また、食べた人の体質によっても中毒症状が出たり出なかったりするようなので、注意が必要です。
 食べられるイグチ科のキノコと勘違いし、毒性のイグチ科のキノコを食べてしまった事故も発生しているそうなので、決して自分の目を過信したりせず、図鑑などでよく調べて、自信の無いものは食べない、というのを徹底すれば、大きな事故は防げるのではないでしょうか。



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次回は、オシハラビロヘリカメムシを紹介します。