ゴマダラカミキリを発見した草むらで、今度はショウリョウバッタの幼虫(たぶん)を発見しました。

ショウリョウバッタ 幼虫 ブログ用
バッタ目 バッタ科 ショウリョウバッタ亜科 ショウリョウバッタ


●バッタ目についてザックリと
 バッタ目は直翅目(ちょくしもく)とも呼ばれ、バッタ亜目とキリギリス亜目の2種類に分けられます。熱帯や亜熱帯の草原や森林地帯に多く生息し、これまでに約1万種以上が発見されましたが、今後も新種がどんどん発見される可能性が考えられています。日本ではこの内の約400種が生息しています。


 彼らの卵は土の中や植物の中に産み付けられます。孵化した幼虫の体形は成虫と変わりませんが、小さくて翅が無いため飛ぶことはできません。バッタ科に分類される種は幼虫も成虫も草食性で、農業害虫になっている種も多くイナゴが農作物を食い荒らしてしまう、蝗害(こうがい)は世界的に有名です。

 一方キリギリスなどの仲間は肉食性や雑食性で、自分の縄張りに入ってきたものは何でも食べようとします。場合によっては共食いもするそうです。
 
 
 脱皮を何度か繰り返した幼虫はやがて成虫になります。サナギをつくらずに成虫になるため、不完全変態の昆虫です。

 成虫の体は前後に細長く、平たい円筒形、体色は生活環境と個体によって様々で、緑や褐色がほとんどですが、緑と褐色が混ざったものや、デザートピンクになる個体も存在します。

 頭部はやや大きく、l口には大顎を持っています。触角は糸状で単純で、バッタ科に分類される種はそれほど長い触角を持ちませんが、コオロギやキリギリスに分類される種は体長よりも長い触角を持っています。

 後脚が大きく発達し跳躍力に優れ、背中に生えた翅と合わせて移動や敵からの逃走に使われます。

 前翅はやすり状になっており、翅をこすり合わせて音を出します。この音は仲間とのコミュニケーション手段や求愛行動の手段などに使われていると考えられています。


●ショウリョウバッタについて
 体長♂4~5cm ♀8~18cm。北海道、本州、四国、九州、沖縄の日当たりの良い草原地帯の生息し、住宅街の公園でも姿を見ることができます。
 
 卵は秋に土の中に産み付けられ、冬を越して5~6月に孵化します。幼虫小さいですが成虫とほとんど変わらない見た目をしています。幼虫も成虫も草食性でイネ科の植物を好んでエサにします。数度の脱皮を繰り返し成長し、8月~11月ごろに成虫になります。8月の精霊祭り(しょうりょうまつり)の時期に姿を見せることから、精霊飛蝗(ショウリョウバッタ)と呼ばれるようになったそうです。

 成虫の体は円錐形で尖ったような形をしており、他のバッタ類と比べるとかなりスマートです。体色は生息環境に合わせて緑や褐色などです。オスよりもメスの方が格段に大きく、「天と地ほどの違いがある」という意味の「霄壤(しょうじょう)」という言葉から、ショウジョウバッタとも呼ばれるそうです。

 他のバッタ類同様、後脚が発達し跳躍に優れます。また、翅も生えているため少しの距離ならば飛行することもできます。その際、「キチキチ」という音を出すのですが、この音は翅を打ち合わせて出している音です。
 

●まとめ 感想
 毎年この時期に草むらに入ると、至る所から「キチキチ」という音を出して、このバッタの成虫が飛んでいきます。結構素早く飛ぶのと、体の色が周囲の草と同じ色なので、見失ってしまい撮影するのは難しいのですが、刺激を与えなければかなり接近しても飛ぶことはないので、見つけた際は刺激しないように静かに近づいて撮影しましょう。

 今回見つけたのはまだ幼虫ですが、8月を過ぎると成虫が姿を現します。去年は10cm以上の成虫を見つけたので、今年もそれぐらいの成虫に出会いたいです。


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次回は、ツチイナゴを紹介します。