アサガオを見つけた草むらで、ゴマダラカミキリに遭遇しました。

風で葉が揺れてしまったため、かなりボケてしまいました。PIXTAにはボケていない写真を投稿しています。
ゴマダラカミキリ ブログ用
コウチュウ目 カミキリムシ科 フトカミキリ亜科 ゴマダラカミキリ属 ゴマダラカミキリ


●カミキリムシ科についてザックリと
 カミキリムシ科の昆虫は、世界中の熱帯から亜寒帯の多年生植物が生息している場所になら大抵分布しています。これまでに数多くの種が発見され、名前のついているものだけで約2万種以上が存在し、日本には約800種が生息しています。その種の多彩さからコレクターの間では人気の昆虫です。

 
 幼虫は草食性なので、卵はエサになる草や樹木の中に産み付けられます。孵化した幼虫は半透明で白い、イモムシの形をしており、大きな顎を持っています。この大顎を使って植物の内部を食べながら移動します。食べた後はトンネルのような空洞ができます。材木になる樹木をエサにしている、一部の種は害虫として扱われています。

 数か月から、種によっては数年を幼虫で過ごした後は、自分のつくった空洞の中でサナギになります。しばらくすると羽化して成虫になり、自分の顎を使って部屋を食い破り外へ出てきます。
 
 ちなみに日本ではカミキリムシの幼虫や、それに似た幼虫を鉄砲虫(てっぽうむし)と呼んでいます。


 成虫の大きさは小型~大型と様々で、細長い体で、やや扁平もしくは円筒形をしています。前胸と中胸をこすり合わせて「キイキイ」という威嚇音を出します。色は周囲に溶け込めるように黒や茶色などの地味な色をしたものから、派手で色鮮やかなものまで様々。脚は長くしっかりとし、脚先には細かい毛やトゲが生えており、樹木や草にがっちりとくっつき、植物の花や花粉、木の皮などをエサにしています。

 頭部の触角は単純もしくはノコギリ状で、体の大きさ以下のものから、体の2倍以上の大きさのものまで様々です。口には大きな顎を持ち、大型の種に人が噛まれるとケガをするほど強靭です。

 ちなみに髪を切断するほどの顎を持っているので、「カミキリムシ」と名付けられました。また、長い触角が牛の角に見えることから、漢字では天牛と書きます。


●ゴマダラカミキリについて
 体長25~35mm。北海道、本州、四国、九州の森林地帯や、町中の街路樹や公園草むら、人家などで姿を見ることができます。

 このカミキリムシは、幼虫も成虫もミカンやイチジク、シラカバ、クワ、クリなど様々な樹木をエサにしています。メスは顎を使って樹木に傷を付け、そこに産卵します。
 
 孵化した幼虫はイモムシ型で、樹木を食べながら移動し成長します。このとき食べた後がトンネル状の空洞になるのですが、この影響により樹木の強度が下がり折れやすくなったり、成長不良になりそのまま枯れてしまうこともあるそうです。このため、ミカン農家や林業を営む人々の間では重要害虫として扱われています。

 1~2年ほどを幼虫で過ごした後、サナギになり羽化して成虫に。顎を使って樹木を食い破り外へ出ます。

 
 成虫は6月~8月ごろに姿を現し、比較的大型で、前翅には光沢があり、全身黒地に白い斑点模様があります。その見た目からこの名がつきました。脚は長くしっかりとし、黒と青白い色が交互になっています。

 頭部には強靭な顎を持ち、体長の1.5倍はある長い触角を持っています。この触角も脚と同様に、黒と青白い色が交互になった模様をしています。頭部と胸の間を収縮させ、「キイキイ」という威嚇音を出します。

 昼夜問わず活動し、昼間は草むらや樹木の幹や枝などに止まった姿を見ることができ、夜間は街灯の明かりの下などで見ることができます。

 成虫も幼虫も木材に深刻なダメージを与えることから、海外でも危険視され、各国の検疫機関では日本の材木を輸入する際、入り込まないように入念なチェックを行っていたり、輸入規制を行ったりしているそうです。
 


●まとめ 感想
 この写真を撮った場所では、たくさんのゴマダラカミキリの姿を見ました。黒い体をしているので、緑の葉っぱの中ではよく目立ち、外敵に見つかりやすいのではないかと思うのですが、大丈夫なんでしょうか?それに、特徴的で威圧感のある触角ですが、葉や茎に引っかかったりして動くのに邪魔になったりしないのでしょうか?

 ただ、あまり動かずにじっとしてくれていたので、逃げる心配をせずに撮ることができました。見た目もそこそこ大きいため、ピントが合わせやすく、かなり上手く撮れたのではないかと思います


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次回は、ショウリョウバッタを紹介します。