近所の公園を散策中、カメムシを発見。

キマダラカメムシです。
キマダラカメムシ ブログ用
カメムシ目 カメムシ科 カメムシ亜科キマダラカメムシ


●キマダラカメムシについて
 体長20~23mm。日本国内に生息するカメムシ亜科で最大の大きさを誇ります。本州、四国、九州の森林地帯や街路樹、樹木のある公園などに生息していますが、沖縄にも生息しているのではないかとも言われています。幼虫も成虫共も4月~11月ごろに見られ、サクラやフジ、カキノキ、クワ、ウメなど様々な種類の樹木の汁や果実をエサにしています。成虫の姿で越冬し、春になると活動を再開します。

 卵はソメイヨシノやシダレザクラなどの、サクラ科の樹木の葉に10個ほどまとまって産み付けられ、孵化した幼虫は丸い体で、黒色や赤色、白色の横線模様が入っています。しばらくは集団で生活するのですが、ある程度成長すると、単独で行動を始めます。

 成長するにつれ見た目にも変化が生じ、体の形は卵型で、黄色く縁どられ、全体の色は暗灰色、規則的にオレンジ色の斑点があり、腹の部分には丸く黒い部分があり、脚は粉を吹いたような白色をしています。

 成虫は長方形のようなやや四角い体で、前胸の縁が少し尖っています。細長く尖った頭部に複眼と、黒くて先端が白く、細長い触角を持っています。
 体の色は黒褐色に細かい黄色の斑点があり、腹の縁部分は黄色と黒の横線が交互に入っており、尻の部分が黒くなっています。脚も黄色と黒の横線は交互に入っています。


●日本での分布について
 このカメムシは元々日本原産種ではなく、台湾や東南アジアが原産の外来種です。
 
 日本へは江戸時代中期頃に外国との窓口であった、長崎の出島から侵入したとされています。1783年以降の記録を最後に日本では姿を確認されていなかったのですが、約150年後の1930年代に、長崎市を中心に県内各地で姿が確認されるようになりました。

 その後、1993年には長崎、福岡、佐賀で、2008年には東京で、2011年には愛知で、といったように徐々に全国各地で姿が確認されるようになりました。外来生物ではあるのですが、現在は不快害虫になっている程度で、特に日本の生態系に悪影響があるとはされていないようです。


●まとめ 感想
 日本のカメムシ亜科最大の大きさだけあり、かなりの存在感がありました。壁や手すりなどの人工物に止まっているものは、少し離れた場所からでも存在を確認することができるほどです。

 長崎から全国に生息地域を広げられたのは、日本の環境があっていたり、外敵がいなかったからなのでしょうか? 今のところはとくに国内で問題にはなっていませんが、もしかしたら今後、日本の生態系や農作物に被害を出すほど繁殖したりするかもしれないですね。


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次回は、2019年6月の投稿結果です。