久々に近所の公園にある、ショウブ畑へ行きました。

ブログ用 花しょうぶ
キジカクシ目 アヤメ科 アヤメ属 ハナショウブ
花言葉 「優雅」 「優しい心」 「信頼」 「嬉しい知らせ」などなど。


●アヤメ科についてザックリと
 アヤメ科の植物は世界に66属約2000種があり、南アジアなどを除く、世界の熱帯や温帯にかけて分布し、半分以上は南アフリカに生息しているそうです。その内、8種は日本原産種です。

 アヤメ科は単子葉植物で、ほとんどの種が多年生の草木です。地下に短い根茎や球根を持つものが多く、細長い剣状や線上の縦に二列に並んだ葉をしています。

 花は放射状か左右対称で、花弁は外側3枚と内側3枚の計6枚、おしべが3本。白、青、紫、オレンジなど多彩な色の花を咲かせます。ハナショウブやアヤメ、フリージアやクロッカスなどは見た目が華やかであるため、園芸用として人気が高く、様々な品種がつくられています。

 ちなみに、スペイン料理のパエリアやモロッコ料理のクスクス、インドのサフランライスなどに使われる、香辛料のサフランもアヤメ科の植物なんだそうです。


●ハナショウブについて
 ハナショウブはアヤメとも呼ばれています。アヤメとは別種なのですが、ハナショウブもアヤメ類に分類されるので、この呼び方も間違いではないそうです。漢字で書くと、ハナショウブは花菖蒲と書き、アヤメは菖蒲と書き、同じ漢字を使います。

 ハナショウブはノハナショウブという種を園芸用に改良したもので、約5000種が存在していると言われています。主に水辺近くや湿地を生育地としています。ちなみにアヤメは乾燥地を生育地としているので、生育環境で見分けることができます。

 多年性の植物で、60~100cmほどの細長い剣状の葉が、6~7枚で2列に相互しています。茎は70~120cmで、5月中旬から6月上旬のにかけて、茎の頂上部分に15~25cmほどの花を咲かせます。花は外側の顎(がく)と呼ばれる部分が3枚、内側に3枚の花弁を持っています。紫、白、黄、青などの色をしていますが、花弁が白で、縁の部分が紫色をしている品種や、2色の色を持った品種なども存在します。


●ハナショウブの歴史と品種
 ハナショウブは鎌倉時代の高僧である、慈円(じえん)が詠んだ和歌で初めてその名が登場しました。その後、 江戸時代に入ると武士たちの間で人気になり、盛んに品種改良が行われるようになり、江戸時代後期には葛飾堀切に、日本初のハナショウブ園が開園しました。

 品種は4つの系統に分けられています。

江戸系
 江戸時代中期の江戸の旗本であった、松平定朝(まつだいらさだとも)が、60年かけて300もの品種をつくりました。これらの品種が江戸中に広まり、さらには全国へ広がりました。彼が日本のハナショウブ改良の礎を築きました。


肥後系
 肥後熊本藩主である、細川斉護(ほそかわなりもり)が、藩士を江戸の松平定朝に弟子入りさせ、譲り受けたものを鉢植えの室内観賞用に改良した品種で、ツバキ、シャクヤク、アサガオ、キク、サザンカに並ぶ、「肥後六花(ひごろっか)」の一つにも数えられています。


伊勢系
 伊勢松阪の紀伊藩士である、吉井定五郎(よしいさだごろ)が独自に改良した品種で、鉢植えの室内観賞用に向いています。キク、ナデシコに並ぶ、「伊勢三品(いせさんぴん)」の一つで、1952年にイセショウブの名称で、三重県の天然記念物に指定されました。


長井古種
 山形県の長井市で栽培されてきた品種で、上の3つの系統にも属さないもので、改良が盛んになる江戸中期の以前の原種に近い特徴を持っています。13種が、長井氏の天然記念物に指定されています。また、長井古種とかけ合わせてできた品種を、長井系と呼んでいます。


これら4系統の他に海外で品種改良された、外国系と呼ばれる品種もあります。


●まとめ 感想
 ハナショウブの品種改良は武士がきっかけで始まったのは知りませんでした。こういったことは貴族がきっかけになりそうなのに。貴族の間ではあまり人気がなかったのでしょうか? 逆になぜ武士たちの間で流行ったのか? 何か武士を引き付ける魅力があったのかもしれませんね。

 公園のハナショウブは花弁が大きく色が鮮やかで、とても華やかで綺麗でした。丁度見頃の時に見られてラッキーです。梅雨の花といえばアジサイだと思っていたのですが、ハナショウブもいいものですね。この公園では毎年ハナショウブを見ることができるそうなので、来年もこの時期に見に行こうと思います。


 この公園では毎年ハナショウブを見ることができるそうなので、


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次回は、キマダラカメムシを紹介します。