散策を終え帰ろうとすると、今度はこんな虫に遭遇。

オオツノトンボです(たぶん)
ツノトンボ ブログ
アミメカゲロウ目 ツノトンボ科 オオツノトンボ亜科 オオツノトンボ(たぶん)


●ツノトンボについてザックリと
 ツノトンボ科の昆虫は、トンボとはついているもののトンボの仲間でなく、カゲロウの仲間です。全体的な見た目がトンボ類に似ていることから、トンボの名が付きました。

 ツノトンボは熱帯地域の、乾燥した草原や草むらに多く生息し、これまでに約200種が発見され、この内日本には、ナミツノトンボ、オオツノトンボ、キバネツノトンボ、オキナワツノトンボの4種が生息しています。


 ツノトンボの卵は植物の茎などにまとめて産み付けられ、孵化した幼虫は草の上や石の下などで生活し、肉食性で小型昆虫を捕食します。

 大きさは2~3cm。色は黒や褐色などの地味な色で、丸い体の側面には無数のトゲ、大きめの頭部にその側面には眼があり、さらに口元には長くてトゲのついた牙をもっています。見た目はアリジゴクだと言えばイメージしやすいでしょう。
 見た目はアリジゴクなのですが、巣はつくったりせずに歩き回ります。数十匹の幼虫が固まって集団を形成することもあるみたいです。

 成長すると土の中にサナギをつくり、羽化して成虫になります。


 成虫は約30mmほどの大きさで、体は黒や黄色、赤褐色などで、斑点や斜条を持つものや細かい毛が生えているものもいます。
翅は透明で細長、前翅より後翅の方が長いです。トンボに似ていますが、トンボとは違い、翅を斜め後ろ、下向きに伏せるように畳みます。また、頭部には先端が丸まった非常に長い触角を持ちます。

 飛ぶのはあまり得意ではなく、草むらや草原などに潜み、近くに来た小型昆虫をエサにしています。昼行性のものと、夜行性のものがいて、昼間の草むらや夜の街灯の下などで姿を見ることができます。


●オオツノトンボについて
 体長30mm前後。本州、四国、九州の山地の草むらや雑木林、草原に生息。夜行性なので、夜の街灯にも飛んできたりします。

 卵は植物の茎にまとめて産み付けられ、孵化した幼虫は、アリジゴクのような見た目をし、枯れ葉や石の下で生活し、小型の昆虫を捕らえてエサにします。
成長した幼虫は土の中にサナギをつくり、成虫になります。

 成虫は6月~9月ごろにかけて発生。細長い体と透明な翅を持ち、先端が丸くなった長い触角があります。体は黒や青灰色で、黄色や白の斑点があり、細かく黒い毛が生えています。

 夜の街灯の近くで姿を見ることができますが、昼間にも活動していることもあるそうです。草むらで小型昆虫をエサにして生活しています。


●まとめ 感想
 見た目が完全にトンボなので、トンボ科を調べていたのですが、一向に見つからず・・・。「まさか新種のトンボ発見か!?」などと思いもしたのですが、トンボという名がついていながらトンボではない、ヘビトンボという虫がいることを思い出し、トンボ科以外を調べていたら、ツノトンボに行きつきました。

 長い触角と体に生えた毛によって、実際のトンボよりも綺麗に見えました。ツノトンボを見たのは今回が初めてだったので、他の種類のツノトンボも見てみたいです。あと、成虫だけではなく、幼虫も見てみたいです。


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興味があれば

次回は、ヒルザキツキミソウを紹介します。