毎年春になると、よくこのガが木などに張り付いているのを見かけます。
今回はこのガを紹介します。

ケンモンキリガ ブログ用
チョウ目 ヤガ科 ヨトウガ亜科 ケンモンキリガ(たぶん)

●まずはヤガ科についてザックリと
 チョウ目は約80ほどの科に分類されているのですが、ヤガ科はチョウ目の中で最も多くの種が属しているグループです。世界で約2万種ほどが発見され、日本だけでも約1000種ほどが生息していると言われています。世界中に分布し、主に熱帯地域に多くの種が生息しているのですが、中には極地や高山などの環境に生息しているような種もいるんだとか。
 大きさは10mmにも満たないものもいれば、南アメリカなどに生息している、ナンベイオオヤガのように25~30cmにもなる種も存在します。漢字で書くと夜蛾。

 ヤガ科の幼虫は、他のチョウ目と同じように円筒形をしていて、毛が生えていたりする、所謂イモムシやケムシと呼ばれる見た目をしていて、頭、腹、尾の部分に脚を持っているのですが、一部の種の腹には脚が無く、シャクトリムシと同じ歩き方をするものもいるそうです。
 主に樹木や草、枯れ葉にキノコ類などをエサにしているのですが、リンゴやナシなどの農業作物やフヨウやシクラメンなどの園芸植物などを食べてしまう、農業害虫になっている種もいます。幼虫は活発に動き、また、食欲も旺盛なため、植物に甚大な被害を与えてしまうこともあるそうです。農家では駆除のため、ウイルスやバクテリア、天敵である寄生バチなどで対策しているそうです。

 
 すくすくと成長した幼虫はやがてサナギになり、成虫になります。成虫の体は、太く短く、一般的なチョウ目の成虫と同じように、翅を持ち飛行能力があります。翅の模様は灰色や黒、茶色や白などの、くすんだ色や斑紋をした保護色が多く、樹皮などに止まっている時は、背景と見分けがつかないほど擬態性能が高いです。胸部に大きな鼓膜器を持っているのですが、これは天敵となるコウモリなどが発する音をとらえて、いち早く逃げるのに役立っているとか。ほとんどの種が夜行性ですが、一部は昼間に活動する昼行性です。主に花の蜜や樹液をエサにしています。


●ケンモンキリガについて
 体長約37mmほど。北海道、本州、四国、九州に分布し、中国にも生息しているらしいです。森や雑木林などに生息し、町中の街路樹や公園の樹木などでも見られます。幼虫はスギやヒノキを食べて成長します。成虫は4月~5月ごろに出現。

 
雌雄によって翅の色や模様に差があるそうですが、どちらがメスで、どちらがオスなのかよくわからなかったです

この個体灰色っぽい感じです。
ケンモンキリガ ブログ用

この個体は茶色です。
ケンモンキリガ ブログ用2

 
●まとめ 感想
 このガについていろいろ調べたのですが、パッとした情報は見つかりませんでした。あまり積極的に研究されていないのかな?結構見かけるのですが、かなりマイナーな虫なのかも。ちなみにケンモンキリガ、漢字では剣紋切蛾と書くそうです。なんかカッコいい

 ヤガ科のガは日本に数多く生息しているそうなので、これからもたくさん出会うかもしれませんね。


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次回は、ハナニラを紹介します。