2017年8月投稿です。

 先月はとても暑くてあまり遠くへは行けませんでした。「8月もきっと暑いだろうけどいろいろなところへ行って、動物や夏の虫を探してみよう」、なんて楽しみにしていました。しかし、7月の猛暑とはうって変わって、8月は私にとってあまりに快適すぎました。
 それは雨の多さです。東京都心は8月1日から観測して実に21日連続で雨を記録しました。一月の内の約2/3も雨です。21日連続で雨が降るというのは、40年ぶりのことなんだそうです。でもこれは常に降り続いていたというわけではなく、パラッとだけ降ったとか、降水量が1ミリにも満たない雨だったりとか、夜のうちに少しだけ降ったとか、晴れのち雨みたいな天気も、雨として数えての数字とのこと。要するに、曇りだったり雨が降ったり止んだりのパッとしない天気だったということです。ちなみに宮城県仙台市では36日連続で雨が降り、昭和9年(1934年)の35日連続雨の記録を抜いたそうです。この年の8月の日本列島は、東日本は気温の低い状態が続き、逆に西日本では気温の高い状態が続きました。
 私の住んでいる東京都八王子市でも雨や曇りが多く、あまりパッとしない天気だったのを覚えています。でもそのおかげで、例年に比べてとても涼しく快適に過ごすことができました。毎年うるさく、やかましいセミたちも心なしか大人しいように見え、彼らの鳴き声もあまり不快に感じませんでした。「毎年こんな感じの夏だったらなー、夏好きになるんだけどなー」とか「暑くない夏があってもいいじゃないか。なんて思いながら楽しく(?)過ごしていました。
 しかし、そんな中大きな問題が発生していました。それは雨で撮影に行けなかったことです。「休みだから撮影に行こう。」と思った日に限って雨、家を出た数分後雨、ひどいときには台風が来たこともありました。そんな調子で写真は全く撮れず気が付けば、もう8月ももう終わりに差し掛かっていました。先月は「来月はカブトムシを撮りたい、クワガタを撮りたい、ホタルを撮りたい、野生動物を撮りたい」などと意気込んでいたのにこの有様です。撮りためている写真もありませんでした。「このままでは今月は1枚もアップできない・・・」と思ってとても焦っていました。そんなある日の休日のこと、ついにタイミング良く天気は晴れ、天気予報でも今後雨が降る気配は無し。「よし、撮影に行くには今しかない!」と思い自宅を出たのですが、まさか晴れるだなんて思ってなく、どこに行くか全く考えてませんでした。また、これまでの雨の反動なのか猛暑でした。「どうせなら涼しいところに行きたいなー、でも人が多そうだなー、涼しくて人があまりいない場所ないかなー」と思い、真っ先に近所の川を思い浮かべたのですが、川は雨で増水していて水も濁っていて綺麗ではなかったです。次に思い浮かんだのは山です。近所の山なら人はほとんど来ないし、気持ち涼しい感じもします。それに虫や動物に遭遇する可能性も高いです。
 そんなわけで、撮影場所を近所の山に決めてワクワクしながら登っていたのですが、虫も動物も発見できず、1枚も写真が撮れていませんでした。どうしたものかと思いベンチに座って、ふと地面を見るとキノコが生えていました。「とりあえず撮っておこう」と思い、写真を撮るためしゃがんでみると、いたるところにキノコが生えていて、まさにキノコだらけといった感じでした。どうやら雨上がりだったため、大量のキノコたちが地面から顔を出していたようです。赤いキノコ、茶色いキノコ、真っ白なキノコ、黄色いキノコ、紫のようななんとも言えない色をしたキノコ、私の手のひらよりも大きなきのこ、小さいのがいくつも集まったようなキノコなど、色々な種類のキノコが生えていました。これらのキノコたちと近所の公園で見つけた虫たちの写真で、なんとか今月も写真をアップすることが出来ました。 (でも蚊に手を刺されまくってボコボコになった・・・)

今月は、虫3枚 4枚 キノコ13枚 計20枚です。 半分以上がキノコの写真です。

興味があれば

    

次回は、キノコについて調べてみました。